沿革
エアキャスター及びエアロゴ社の歴史
エアロゴ社は1969年アメリカのシアトルで創業を開始いたしました。元は皆様もご存知のボーイング社の一部門でした。
エアキャスター誕生のきっかけは、飛行機の主翼下側に付けるエンジンが天井クレーン等の既存技術では取り付かなかったからです。
また整備に付いても大きな問題を抱えておりました。
具体的には翼や胴体部下面の製造・整備には、足場を掛ける以外の解決方法しかなく、作業性がとても悪かったのです。走行足場も工場床面を傷めるためなかなか使えないのが現状でした。
そこで、圧縮空気で重量物を搬送し、なおかつ床面も傷めないエアパレット方式が考案され作業性は大きく改善されました。エアパレットが他社でも使用可能で、困った問題を抱えているメーカーに大きく貢献できると判断され、ボーイング社の一部門が分離独立したのです。
私共株式会社コシハラは建設用クレーン、リフト、橋形クレーン、天井クレーン等を製造・販売しているメーカーです。1970年に大阪で開かれた万国博覧会でエアパレットを初めて見たときその利便性とコンパクトさに大きな衝撃を受け、1972年に日本で初めてエアロゴ社と販売・技術提携を結びました。
その後37年間に自衛隊の戦闘機整備機を始めとし、メーカーの強みを生かしターンテーブルやクレーンにもエアキャスターを取り付け、500件以上のお客様に信頼を得ております。
これからもエアキャスターの発展により、お客様の利便性が向上する事に大きく貢献していきたいと望んでいます。
主な納入履歴
西暦 | 詳細内容 |
1970年 | コイルドラム用エアロパレット納入 |
1971年 | 日本で初めてエアロゴ社と販売・技術提携を結ぶ |
1972年 | 戦闘機搬送用エアキャスター納入 |
1973年 | テーブルリフター用エアキャスター納入 |
1974年 | 500tタンク移動用エアキャスター納入 |
1975年 | 塗装ライン用自走式エアロパレット納入 |
1976年 | 60t用エアターンテーブル納入 |
1977年 | 6t自走式エアロパレット納入 |
1978年 | 車両床下機器着脱用エアキャスター納入 |
1979年 | 大学研究室用エアキャスター納入 |
1980年 | 金型着脱用自走式エアロパレット納入 |
1981年 | プラスチック形成機用エアキャスター納入 |
1982年 | 航空機整備足場用エアキャスター納入 |
1983年 | 3.5tバッテリ式自走台車納入 |
(中略) | - |
1995年 | 742t用エアロパレット納入 |
2001年 | 30tコンクリートキャスク用エアキャスター納入 |
2002年 | クリーンルーム用15t自走台車納入 |
2003年 | 可動展示台エアパレット納入 |
2004年 | 原子力発電所用エアキャスター納入 |
2005年 | クリーンルーム用ギャップマスター納入 |
2006年 | クリーンルーム用エアロプランク納入 |
2007年 | 100t用無線式自走台車納入 |
2008年 | ヘリコプタ整備用エアキャスター納入 |
2009年 | 40tクリーンルーム用ギャップマスター納入 |
2010年 | 50tトランス用自走システム納入 |
2011年 | 190t棟間移動用エアロパレット納入 |
2012年 | 104tターンテーブル用エアキャスター納入 |